【実施報告】FY2023第2回鬼金セミナー

日時:2023年9月30日(土) 14:00~17:00
参加者数:20名 (PE会員18名、PEN会員1名、非会員1名、講師含む)
形式:東京都北区滝野川会館+Web配信
演題:プロジェクトマネジメントシステムの原理・原則~ITシステム開発プロジェクトの事例~
講師:株式会社ワイ・ティー・エムコンサルティング 土谷 政則 様
要旨:
PMBOK第7版では、従来のプロセスベースの標準からプロジェクトマネジメントの原理・原則に移行しました。原理・原則は、プロジェクトに関わる人々の行動(振る舞い)の指針を示しています。
「勤勉なスチュワード」「協働的環境構築」「ステークホルダーとの関わり」「価値重視」など。
原理・原則は専門的職業(プロフェッショナル)の基本的ガイドラインとも言えます。
プロフェッショナルは、そのプロとしての振る舞いの指針(行動指針)が求められます。
それはプロフェッショナルとして、プロジェクトで、常に心にとどめ、注意して努力すること、志すことです。
本セミナーでは、特にITシステム開発プロジェクトにフォーカスして、その原理・原則の事例を紹介します。

<実施報告>
(株)ワイ・ティー・エムコンサルティングの土谷政則様に講師をお願いし、「プロジェクトマネジメントシステムの原理・原則 -ITシステム開発プロジェクトの事例-」というタイトルでご講演いただきました。

土谷様は富士通(株)在職時に地銀向けの勘定系システム、金融機関向けデータマネジメントシステムの開発に従事されたご経験から、PMBOKガイド第7版の原理・原則12項目それぞれについてシステム開発の内容とポイントを、事例を交えながらご説明されました。

筆者(実施報告書)は社内システムの開発をシステムベンダーに外注した経験から、発注者側の立場で非常に納得のいくご説明でした。特に、他人との関わりに関する「3.ステークホルダーと効果的に関わること」「6.リーダーシップを示すこと」における「訊く(尋ねる、引き出す)」は大切なことだと思いました。

今回も会場参加とWeb参加のハイブリッド形式だったが、受講者19名の内、会場参加は4名(内3名は教育部会員)と前回と変わらずで、講師がおられる会場は寂しい感じでした。