【実施報告】第311回神戸-東京鬼金CPDセミナー/311st Onikin CPD seminar

【開催案内】

JSPEは米国プロジェクトマネジメント協会の登録教育事業者として、プロジェクトマネジメントに関するセミナー(鬼金セミナー)を開催しています。

本セミナーではA Guide to the Project Management Body of Knowledge(PMBOK® Guide) 6th Editionを教科書として、講師(PE and PMP®)が経験したプロジェクトマネジメント経験を講義します。セミナー参加者には、Professional Engineer(PE)に必要な継続学習時間(PDH)やProject Management Professional(PMP)®に必要な継続学習時間(PDU)が発行されます。

鬼金CPDセミナー
開催日程:2019/2/9 (土) 13:00-16:15
参加費 :3,000円(JSPE会員)、5,000円(非会員)
講師  :JSPE理事 西久保東功(PE, PMP®)
副講師 :JSPE理事 森山亮(PE, PMP®)
CPD&PDU:3PDHおよび3PDU or 3 Contact hoursを提供
提供PDU : 3.0 Hr (Leadership 1.0 Hr, Technical 1.0 Hr, Strategic 1.0 Hr)

講演題名:ソフトウェアの仕様定義の重要性とプロジェクトマネージメント
英語タイトル:Importance of defining the software specification and it’s project management
講演概要:ソフトウェアは記述されたコードに従って動作します。逆に言えば、記述されていない、定義されていないことはできません。そのため、どのような動作をする必要があるか、製品の機能からハードウェアとソフトウェアの仕様分担とその定義が非常に重要になります。本講では、講師の経験したソフトウェア開発において、仕様定義はどのように進めるべきか、その知見と教訓を参加者と共有することを目的とします。

本会場(神戸):兵庫県民会館(元町)
サテライト会場(東京):NATULUCK神田駅東口 大会議室(神田)
エンジニアズサロンで利用した神田Mixerと同じビルです
JR「神田駅」東口徒歩5分
JR総武線「新日本橋駅」8番出口徒歩2分
東京メトロ銀座線「三越前駅」A10出口徒歩3分

【実施報告】

参加:<東京>14名(PE11名、PEN2名、FE1名) <神戸>7名(PE6名、PEN1名)

2/9(土)に2018年度6回目(18年度の最終回)の鬼金CPDセミナーを行いました。西久保理事より「ソフトウェアの仕様定義の重要性とプロジェクトマネージメント」を題材に講義をしていただき、グループディスカッションを行いました。

プロジェクトの定義と全体構成(Initiating、Planning、Executing、Monitoring & Control、Closingを経てDeliverableを生成するTemporaryかつUniqueな取り組み)を整理した後、ハードディスク向け検査技術のケーススタディーを題材に議論を行いました。ソフトウェアは記述されたコードに従って動作するため、記述されていない、または定義されていないことはできません。そのため、製品仕様としてどのような動作をする必要があるか、製品の機能からハードウェアとソフトウェアの仕様分担を行うことが重要になることを学びました。さらに、この学びを参加者自身の経験したプロジェクトに当てはめ、成功要因、失敗要因を洗い出し経験知の共有を図りました。

また、プロジェクトの成果物はPMBOKにもあるように会社間契約で定義されます。一方、会社内プロジェクトの場合、部署間のパワーバランスや市場環境の変化によって、要求仕様が変更される場合があります。そのため、プロジェクトの進行とは別にステークホルダーとの関係性が変化することがあるため、ステークホルダーの要望と状況を整理しておくことが重要になることを学びました。

参加者・運営側を含めて体調不良による欠席が目立ちましたが、無事やりきることができました。皆様、ご協力ありがとうございました。

関西会場の様子(左:講演の様子、右:グループワーク)

PMBOK® は、プロジェクトマネジメント協会(Project Management Institute、Inc.)の登録商標です。

JSPE鬼金分会