【実施報告】第309回神戸-東京鬼金CPDセミナー/309th Onikin CPD seminar

【開催案内】

JSPEは米国プロジェクトマネジメント協会の登録教育事業者として、プロジェクトマネジメントに関するセミナー(鬼金セミナー)を開催しています。

本セミナーではA Guide to the Project Management Body of Knowledge(PMBOK® Guide) 6th Editionを教科書として、講師(PE and PMP®)が経験したプロジェクトマネジメント経験を講義します。セミナー参加者には、Professional Engineer(PE)に必要な継続学習時間(PDH)やProject Management Professional(PMP)®に必要な継続学習時間(PDU)が発行されます。

鬼金CPDセミナー
開催日程:2018/12/8 (土) 13:00-16:15
参加費 :3,000円(JSPE会員)、5,000円(非会員)
講師  :JSPE理事 森口智規(PE, PMP®)
副講師 :JSPE会長 川村武也(PE, PMP®)
CPD&PDU:3PDHおよび3PDU or 3 Contact hoursを提供
提供PDU : 3.0 Hr (Leadership 1.0 Hr, Technical 1.0 Hr, Strategic 1.0 Hr)

講演題名:AGILE PRACTICE GUIDEを読んでみよう
英語タイトル:Let’s study the AGILE PRACTICE GUIDE
講演概要:昨今の急速な技術革新や技術の難度化に伴い、不確実性の高いプロジェクトへの対応が課題となっている。PMBOK®Guide 6th ではこれまでのプロジェクトマネジメント手法に加え、ソフトウエア開発で急速に普及が進んでいるAgile型プロジェクトについても多くの記載が追加され、併せてAgile Practice Guideも発刊された。Agile型プロジェクトはソフトウエア関連のプロジェクト固有のものと思われがちであるが決してソフトウエア開発に限ったものではない。本講座では、Agile Practice Guide第1章から第3章の内容を紹介することでAgile型プロジェクトとはどのようなものか、そのアウトラインを理解することを目指す。

本会場(神戸):兵庫県民会館(元町)
サテライト会場(東京):Natuluck溜池山王

【実施報告】

参加:<東京>9名(PE8名、PEN1名) <神戸>6名(PE5名、PEN1名)

2018年度5回目の鬼金CPDセミナーを行いました。森口理事よりPMBOK® 第6版の別冊に記載されている「アジャイル実務」とはどのようなものか講義をしていただき、グループディスカッションを行いました。昨今、話題になることが多いアジャイルという言葉ですが、アジャイル宣言 (マニュフェスト)、原則、そして定義を紐解くところから開始しました。

  • 「要求事項や技術面で不確実性の高いテーマを取り扱うときは、顧客と合意しながら少しずつ価値を提供することで手直しが発生するリスクを下げること」
  • 「成果は顧客が直ちに使用できる動くプロダクト(ソフトウェア)」

この定義について考えると、アジャイルという言葉は耳慣れないものがありますが、研究開発の現場では当然のように使われており、また製造においても設計段階では適用可能な考え方であることが分かりました。また、グループワークではアジャイル型アプローチを自組織に導入する場合の課題について検討しました。例えば同じソフトウェア開発でも品質が重視される組み込みシステムでは変化を避ける傾向にあることから、メンバーや顧客が新しいやり方を受け入れるための意識改革が課題になることを認識しました。

  
関西会場の様子(左:グループワークの様子、右:グループワークの発表)

 

 

 
東京会場の様子(グループワークの発表)

PMBOK® は、プロジェクトマネジメント協会(Project Management Institute、Inc.)の登録商標です。

JSPE鬼金分会