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【セミナー実施報告】JSPE Day 2017 「交通・輸送技術」

 東京会場、神戸会場及びWeb配信を同時につないでJSPEとして一体となったWorkshop、JSPE Dayを9月23日に開催しました。企画が始まって4年目となる今回は、「交通・輸送技術」をテーマに1件の基調講演、および5件の会員講師による終日セミナーとなりました。
 東京会場のNSRIホールには37名(講師4名、事務局3名含む)の参加者、神戸会場の元町・兵庫県民会館には13名(講師2名、事務局2名含む)の方が集まりました。今年は残念ながら機材、人材の手配ができず、Web配信はできませんでしたが、合計50名の参加者は総会に次いで大きなイベントとなりました。
 午前の最初はPE合格、登録者の読み上げと会場にいる対象者から喜びの一声をいただきました。PE登録準備中の会員にとっては登録に向けて良い刺激になったのではないかと思います。また、8月5日に実施された戦略エンジニアズサロンの報告が森山理事からあり、今後のJSPEイベント方針に関する議論の内容やイベントを会員とともに盛り上げていきたい旨の提案がありました。
 午前の講演一件目は、神戸会場のJSPEの西久保理事より「NSPEアトランタ総会の参加報告とJSPEの役割」というテーマでNSPE総会の様子やNSPEの取り組みを紹介いただくとともに、JSPEとしての関わり方について提案をいただきました。NSPEと提携協定を結んでいるJSPEとしては今後もNSPEとの密な連携を図っていきたいと思います。
 午前二件目の講演では東京会場の三菱航空機の小野会員より「航空機エンジンのマーケット概況ならびに技術動向」というテーマで講演いただきました。ジェットエンジンの開発動向、各メーカーの動向はもとより、航空機分野に疎いエンジニアの方にもわかりやすくジェットエンジンの仕組みをご紹介いただき、大変勉強になりました。
 午後は東京会場から「自動運転技術の開発動向と課題」と称して、一般財団法人日本自動車研究所(JSRI)の安達様より基調講演をいただき、今エンジニアの中では(NSPEでも)話題になっている自動運転技術についてご説明いただきました。様々なセンサーやその情報を判断するための技術、また、各メーカーの取り組みが紹介され、今まさに激しい技術開発競争になっている分野の状況を良く知ることができました。一方で、メーカー間が協調し、オールジャパンで取り組むべきルール作りの分野においてはJARIの果たす役割が大きく、国際的なルール作りに向けて努力されていることが良くわかりました。
 午後の二件目講演は神戸のJSPE川村会長より「オレゴン州における道路信号エシックス事例を考える」と題した黄信号点灯基準に関する話題提供をいただきました。米国では信号運用基準にもPEが関与しており、人命にも関わる交差点の安全通過に際してエンジニアとしてどのように考えるべきかの問いかけがありました。
 午後の三件目の講演は東京会場から東芝エレベータの松岡会員による「エレベーターの最新技術動向紹介」でした。安全のみならず、エレベーターの技術開発に関わる動向をご紹介いただきました。上下だけでなく、左右にも移動できる次世代エレベーターは見た目にもインパクトが大きく、夢のある未来の輸送方法を垣間見ることができました。
 最後の講演は同じく東京会場から三井造船の市村会員による「コンテナターミナルの自動化」でした。コンテナターミナルの基礎的な情報をレクチャーいただき、世界的に導入が進みつつある自動化ターミナルの動向をご紹介いただきました。元々90分の講義用に作成された資料を無理を言って30分の講演にしていただきましたが、大変わかりやすくご説明いただきました。
 講師の皆様にはお時間も無い中、本イベントにご協力いただき、教育部会一同大変感謝しております。JSPE Dayも今年で4年目になりました。企画・実行部門としては、皆さんに来年も喜んで参加して頂けるようなテーマを考えて行くつもりです。


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東京会場の様子(講師は市村会員)    神戸会場の様子(西久保理事の講演)

JSPE 教育部会、企画部会、会員部会